【で、最後は…人柄?!】

いろいろ見てきたけど、結局は人柄、という意見も。
なにせ、選挙というのは結局は候補者、ヒトを選ぶんだから。
でも、政治家にとっての人柄とは…?!

やっぱり…恋人選びとは違う?!

最初に言っときます。
残念ながら、政治家(候補者)の人柄なんて判断できるわけない。
なんのかんの言って、直接会って話す機会を持つことはまずないだろうし。
せいぜい選挙期間中に街頭で握手、くらいがいいところで。
しかもその握手だって、あっち(候補者)も将来(選挙の当落)かかってるから、精一杯「いい人度」を上げてきてるのがミエミエだし。

なので、投票するこっち側も、わずかばかりの印象とかに頼ってしまうので、いざ選挙となると知名度の高い、例えばテレビに出てる有名人が強かったりする。なんとなく人柄を、テレビとかを通してわかってるような気になるし。知らないオジサン・オバサンなんか、全く判断できないし。とはいえ、テレビもどーせ「よそ行きの顔」だったりするんだけど、多分。

で、政治家の人柄。
一般的な、例えば会社の同僚とか、恋愛とか、友人関係とかの、普段自分が関係を持つ人を判断する時の基準と、同じ基準で判断しよう、というのがそもそも間違い。情報も時間も、あらゆる判断材料が少なすぎる。なので、政治家の人柄を見極めるポイントをご紹介。

政治家の人柄を見極める判断材料はコレだ!

まず、政治家と自分の関係は、他の人間関係と同じじゃない。関わり方が違う。だからこそ、その判断基準も変えないといけない。はずなんだけど、恋人選びや友人選びと同じ基準で選んじゃってるヒトが意外に多い。いい人そう、とか。まさかアナタ、付き合うつもりですか?政治家と。

判断するポイントその1:カネ目当てか、そうじゃないか。

以上。シンプルでしょ?ただ、これは見極めるのが結構大変。
とりあえず誰もいませんから、「私はカネのために立候補しました!一票入れてください!!」なんていう候補者は。

政治家と有権者の関係は、結局カネ。カネがつなぐ縁。なんか寂しいけど、それが現実。
ここでいうカネとは、もちろん税金。有権者が払う税金は、政治家が何に使うか(使わないか)を決めてる。少なくても政治家はそれを決める権限を持ってる。これが唯一最大の政治家と有権者の接点。

で、その政治家が(自分の)カネ目当ての政治家だった場合、必ず最後は有権者に不利な行動に出ます。間違いない。なぜなら、集まった税金の額が決まっていて、使ったらその分減るから。つまり、政治家と有権者の間で税金の奪い合いになるということ。有権者と政治家のサイフは、決して同じじゃない。だから政治家のポケットに入れられたら、有権者の負け。

じゃあ、カネ目当ての政治家とは具体的にどんな政治家か、とゆーと。
それはズバリ、政治家になる事が目的になってるヒト。この手のヒトは、即アウト

例えば、政治家になる事でその前より有利になるヒト。例えば、世襲の政治家。
それまでの職業が政治家より「いい仕事」に就いてたり、安定してたりした人は、「政治家になる事が目的」になってない可能性が高い。仮に落選した場合、別の仕事で十分やっていける人も「政治家になる事が目的」にする必要がないので、いいかも。

世襲がダメな理由

逆に世襲議員、つまり親とかが政治家でそのまま継ぎました、みたいなのはダメ。残念ながら、日本には多いけど。これは結構みんな気づいてて、メディアなんかでも世襲議員批判、ってのは割と以前からある。
ただ、何となく「ズルい」という感情で世襲ダメ、って言ってるケースが多くて、優秀ならいいじゃないか、とか、一般の素人より経験があるハズ、とかもっともらしいこと言われてダマされるケースが多い。
世襲議員がダメなのは、最後は「政治家であることが目的」にならざるを得ないから。子供に継がせる、とか。これも広い意味で、カネの話になる。
世襲議員にはもれなく、鞄(カバン)・看板・地盤がついてくる。特に「鞄」と「地盤」。この選挙に大事な3つのモノを引き継ぐということは、ほぼカネ目当てとイコールになる。この3つを捨てた世襲議員、というなら世襲じゃない議員と対等になる(並ぶだけです、あくまでも。抜くんじゃなくて)かもしれないけど、残念ながらそんな例はほとんどない。多分ゼロ。
決定的なのは、世襲議員には物凄いカラクリがあって、ちょっとしたテクニックを使うことで、例えどんなに巨額でも相続税ゼロでカネを相続することができる。普通は一定額以上のカネを親から受け継ぐ場合、高額な相続税を払うことになってるけど、世襲議員はなぜか例外。コレがなければ、恐らく誰も世襲議員になんてならない。

以上、シンプルだけど、なかなか見抜くのが難しい、人柄という名の、カネのハナシ。

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